基礎練習って何をすればいいの?
先生はどんな基礎練習をしているの?
というような、基礎練習のメニューについてのご質問をよくいただくので、記事にしていきたいと思います。
基礎練習の種類や意味、効果についてはこちらの記事をご覧ください。
私の基礎練習メニュー
私の基礎練習メニューをご紹介します。
1.ロングトーン
2.フロースタディ(ロングトーンの延長のような練習。スラーで音を行き来します。)
3.スケール(全調のスケールをスラー、タンギング、アルペジオで。)
4.リップスラー
5.タンギング
6.エチュード
このような感じです。
時間がたっぷり取れるときは全部をやりますし、時間がないときは抜粋します。
どんなに短くても3.フロースタディ4.スケール5.リップスラーは行うようにしています。
どんな調子であれ息の流れを1番重視して練習し、身体全体を整えていくような感覚です。
短時間でも広い音域を行き来することで、アゴの動きや、口周りの柔軟性を確かめます。
アゴや口周りの柔軟性は、私にとってその日の調子に大きく関わるものなので、短時間でも必ず行うようにしています。
皆さんも苦手だな、と思うところは少し多めに取り入れて練習してみると良いですよ。
私はリップスラーが苦手だから、毎回必ず練習してみるわ♪
初心者さん向け基礎練習メニュー
絶対にこれをやらないといけない!という決まりはありません。
無理をせず、ご自身のレベルに合わせて行うことが大切です。
いろんな生徒さんとトランペットを吹いてきて、私なりのメニューを考えてみました。
基礎練習に困っている方は、よければ参考にしてみてください。
1.マウスピース(音は無理に鳴らさず、唇が振動するのを待ちます)
2.ロングトーン(必ず吹きやすい音から始めるようにしましょう)
3.スラー、指遣いの練習(吹きやすい音から、少しずつ音域を増やしていきましょう)
4.スケール
5.タンギング
基本中の基本で、とっても大切な練習です。
まずはこの5種類を何度も何度もくり返しやってみましょう。
この練習がスラスラと思うように吹けるようになれば、リップスラーや音域を広げる練習などを追加していきます。
どの練習も息の流れをしっかり意識して。良い音をイメージして練習しましょう。
音を出すということに集中しないこと。
よい状態で息が吐けていたら、音は自然に鳴るものです。
基礎練習参考楽譜
くり返し行うことによって自分の癖がわかる
毎日、同じメニューを繰り返し行うことによって、その日の調子がわかります。
例えば
いつもは続く息が、今日は途中で苦しくなる。
となれば、
吸う息がいつもより足りないかな?
いつもより余分な息を使ってしまっているかな?
という分析ができます。
こうやって少しの気付きがあれば、「次はこうしてみようかな?」という前向きな気持ちが生まれると思います。
もちろん、それでも上手くいかないことも沢山あります。
ただ、失敗して良いのです。
やっぱり失敗して気づくことって沢山あります(><)
そんなときは諦めずに何度もチャレンジしてみたり、また違うアプローチをしてみたりして研究してみましょう。
私の基礎練習秘話(?)
私は昔から基礎練習が好きでした。
何故かというと、単純だけど密度の濃い練習な気がしていたからです。
練習すればするだけ、効果を感じられるというところが楽しいのです。
単純なはずの基礎練習が、思うように吹けない。と思ったとき、無性に悔しくなったのも基礎練習に打ち込んだきっかけでもあります。
そう、向き合えば向き合うほど奥深いのが基礎練習だと思います。
そして単純な練習だからこそ、音色の違いに気付けたり、前より良くなったことに気付けます。
思い通りに基礎練習をこなせるようになると、どんどん楽器を吹くのが楽しくなります(^^)
是非みなさんもゆっくり向き合って、チャレンジしてみてください!
まとめ
皆さんも一度はやったことのあるメニューだったのではないでしょうか。
複雑な練習ではなくて良いので、単純な練習をいかにくり返し、気をつけながら行うかが大切です。
一度できたら終わり、ではなく何度もくり返してください。
そこに気づきがあるはずです。
メニューが決まったら頑張ってこなして行こう!という気になってきたよ!
一緒にがんばりましょう(^^)
それでは!
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