最近、友達がトランペットを始めたんだけど、どんな練習をしたらいい?って聞かれたんだよね。
くまくんのお友達のように、
トランペットを始めたいけどどんな練習をしたらいいのかな?
音を出すのは難しいのかな?
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方のために、トランペット上達に大事な練習を何度かに分けてまとめていきたいと思います!
今日のテーマは「まずは音を出してみよう!」。
トランペットは音を出すのに少しコツがいる楽器です。
まずは音が出せるようにチャレンジしてみましょう!
トランペット基礎の練習方法シリーズはこちら!
初心者さんに役立ちそうな他の記事はこちら↓
音の出る仕組み
まず初めにトランペットの音の出る仕組みを説明します。
知っているよ!という方は次まで飛ばしてくださいね。
トランペットは簡単に言うと、自分の唇が震えることによって音が出ています。
唇とマウスピースのくっつく圧、空気の抵抗などいろんな要素が合わさって唇が震えます。
唇は、それらのバランスが取れたときの結果として震えるので、無理に震わそうとしないことが大切です。
そしていつでも震えるような柔らかい唇(余分な力が入りすぎていない)を保ってあげることが重要になります。
細かく説明すると難しくなるので、この辺で。
唇を柔らかく保つための練習はこちらにまとめてあります。
音が出せるようになった方向けの記事です(^^)
それでは実際に音を出す練習をしていきましょう(^^)
わあ、ワクワクするわ♪
口の形を覚えよう
まずは演奏するのに大切な口の形を覚えましょう。
ストローを使って練習しよう
細めのストローを用意します。
こちらは100円ショップで購入した直径5ミリほどのストローです。
太いストローだと感覚が変わってしまうので、5ミリ前後のものを探してみてください。
これを軽くくわえて、息を吐きます。
息はゆっくり深呼吸をするように吐いてみましょう。
ストローを歯で噛まないようにすることと、唇を巻き込みすぎないように注意します。
写真を見ると違いが分かりやすいのでないでしょうか?
引いたり、閉じすぎたりすると、後々修正しないといけなくなるので注意して練習しましょうね。
これであってるかしら…?
ストローを外してみよう
慣れてきたらストローなしで息が吐けるように練習してみましょう。
唇を閉じる力が強すぎると息が止まってしまいます。
逆に弱すぎても音が鳴らない原因になるので、程よく閉じるのがポイントです。
自分の息の音を聞いて「シュー」と聞こえていれば、唇の良い抵抗感を作れているでしょう。
動画を載せるので、違いを見てみてくださいね。
(息の音を聞いて欲しいのですが、音量を大きめにしないと聞こえないかもしれません!)
自分で違いを見つけるのは難しそうだけど…
頑張ってみよう!
何度も繰り返し練習するのがポイント!
ここまでの練習は基本の基本です。
楽器をつけても、先ほどまでの息の吐き方や口の閉じ方はほとんど変わらないようにするのが大切です。
ここから実際に楽器で音を出す練習をしていくのですが、今までいろんな方のレッスンをしてきて共通しているのは、楽器をつけると音を出したくなってしまうということです。
音を出そうとすると要らない力が入ってしまうことが多く、その力を入れた状態の口の形を覚えてしまうとリラックスするのが難しくなります。
もちろん音を出したい気持ちはとってもわかります!私も最初は「スカ〜」という息の音しか出ませんでしたから…
ですが後のことを考えて、焦らず、いいフォームで吹けるように何度も確認しながら練習しましょう。
音が出ないから、家にいるとき、少しの空き時間で練習できそうね。
マウスピースを吹いてみよう!
ここまでじっくり頑張りましたね(^^)
では実際にマウスピースを鳴らしてみましょう!
初めは
ストローで口の形を確認
↓
ストローなしで息を吹く
↓
マウスピースをつける
という流れで練習するのがおすすめです。
マウスピースをつける位置は大体真ん中。人によって歯並びや骨格が違うので、痛くないしっくりくるところにピタッとくっつけましょう。
押し付けず、でもぴったりとくっつけるのがポイントです。くっつける力が弱いと音は鳴りにくくなります。
くっつけたらストローの練習と同じように息を吐きます。
ここでも先程と同じように「シュー」という音が出るつもりで。
初めから音が出ないことがほとんどですが、焦らずに繰り返し長めに息を吐きましょう。
ポイントは深呼吸しながら長めに吐くこと。
そうすると「キュー」とか「シュー」とか聞こえてくるようになります。
そうなったらあと一歩!
そのまま焦らず、同じように繰り返してみましょう。
バランスが整ってきたら「ブーー」と鳴るようになりますよ。
こちらも参考の動画を載せておきます(^^)
何度繰り返しても出ないときは
何度やっても「キュー」や「シュー」などの音が聞こえないという場合は、もう少しだけ唇を閉じてみましょう。息の通り道が広いと抵抗が生まれず、ただ息が出るだけの状態になってしまうのです。
ここでもストローを意識して。ストローをほんの少し強めにくわえる気持ちです。
実際にストローを使うとより効果的ですよ。
そのうちになるようになるので、決して無理やり鳴らそうと頑張らないこと!
あくまで自然に鳴るのを目指しましょう(^^)
自然に吹くってとっても大事なことだね。
練習用リムを使ってみる
こちらは絶対に必要ではありませんが、マウスピースのように当てながら息の練習ができるアイテムです。
このリムもリラックスしていれば軽く音が出せますが、初めて使うときは音は出せなくても構わないと私は思っています。
それよりもストローの時と同じように息を吐けているかな?というのがポイントです。
口の形も目に見えるので、より一層チェックしやすいですね。
どんな時でも初めのストロー練習を思い出して、ってことだね。
楽器をつけてみよう
ここまでで2段階!頑張りましたね(^^)
マウスピースで音が出るようになったら、楽器をつけてみましょう!
持ち方はこちらの記事を参考にしながら持ってみてください!
楽器を持ったときも先ほどまでの練習を意識して、吹いてみましょう。
あくまでも音がなるのを待つスタンスで。
マウスピースで音が出るようになった皆さんは、すぐにトランペットの音が鳴ったのではないでしょうか(^^)?
もし初めから鳴らなくても大丈夫。
先ほどと同じように息を長く吹いてみましょう。
ストローやマウスピースの練習に戻るのも効果的です。
焦らず根気強く練習すれば必ず音はなります!
僕も最初は音が出なかったんだよなあ〜
まとめ
音は鳴りましたか?
ここまでじっくり読んで練習してくださった方は、きっと音が鳴るようになるはずです(^^)
「諦めずにコツコツと」が合言葉のような楽器ですが、その合言葉通りに練習すれば必ずできるようになりますよ。
応援しています!
また、わからないことや質問などがあればコメントにてお知らせください(^^)
次回は音が出るようになった後、初めの練習におすすめのロングトーンの練習方法についてまとめていきます。
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