【2022.4.27 更新】写真などを加え、より読みやすく編集しました。
練習のプランを立てるのに教本を使っているよ!
教本はその楽器に必要な練習やトレーニング方法をまとめてくれているものです。
どの教本も初めから順を追って進めていくことで、より理解を深めることができるように作られています。
特に初心者さん向けの教本は↓
- 楽器の基本的な情報が載っている(運指、お手入れ方法、奏法など)
- 限られた音数から始まるので楽譜が読めなくても安心
- メニューごとの気を付けるポイントが書かれている
このようなものを選ぶと練習が進めやすくオススメです。
それでは早速ご紹介していきましょう!
管楽器メソード・シリーズ トランペット&コルネット教本/ドレミ楽譜出版社
この教本はこれから始める初心者の方におすすめしています。
まず、これから始められる方はトランペットに興味を持っていらっしゃる方々だと思います。
この教本にはトランペットの歴史、種類、各部の名称、ミュートの種類などが紹介されています。
いろんな教本を見てきましたが、ここまで詳しく書いてあるものはなかなか無いと思います。
せっかくなのでトランペットそのものに関しての知識も持っておきたいですよね(^^)
他にもマウスピース、楽器の選び方のアドバイス(勿論信頼できる経験者がいらっしゃる場合は直接相談に乗ってもらった方が理想的です!)やお手入れ法など丁寧に書かれています。
そして一番大切な基礎中の基礎の部分についてはこのように↓
写真付きで解説されており非常にわかりやすいです。
気をつけなければならないことやするべき練習の理由とともに書かれているので、なかなかレッスンに通うことのできない方もご自分で進めやすいのではないでしょうか。
内容が進むにつれて少しづつ注意する点も増えていきます。
それに伴って疎かになりそうな点も注意事項としてあげられているので、この通り気をつけて練習できれば着実に上達していけると思います。
途中には進度に合わせた曲やアンサンブルの譜面も掲載されているのでレベルアップした際の楽しみにもなりますね(^^)
ここまで頑張ったらこの曲が吹けるんだと思うと、楽しみでやる気も出るね♪
ラーン・トゥ・プレイ トランペット・コルネット教本/全音楽譜出版社
こちらもこれから始める初心者の方におススメしていますが、その中でも小学生を中心とした小さいお子様にオススメしています。
小さいお子様のレッスンでは保護者の方から「楽譜が読めるようにさせてあげたい」とのお声をいただくことも多いです。
この教本は楽譜を読めない方でも読めるようになる工夫がされていると思います。
まずはじめのページは全音符のみ、音域も「ミ」「ファ」「ソ」の3音のみで構成されています。
慣れてきた頃に新しい種類の音符(2分音符)が増え、音域も「レ」が増え、そして4分音符が増え…
というように少しずつ増えていくので奏法としても身につきやすく、練習をしているうちに楽譜も読めるようになっていきます。
ある程度の音域と音符の種類が揃ってきたら、民謡や童謡のような短い曲が沢山出てきます。
短いので一曲を仕上げるまでに時間がかかりすぎず、飽きずにいろんな曲ができるので楽しく学べる作りになっています。
また、2ページに一度はデュエットの楽譜も載っているので、先生とのアンサンブルを楽しみにされているお子様もたくさんいらっしゃいます。
「つられないようにするために頑張って練習してきてね。」といった時の子供達はみんな揃って良い顔をするものです(^^)可愛いですね♪
そんなコチラの教本は具体的な奏法が詳しく書かれているわけではないので、レッスンに通いながら使うのに適しているかと思います。
沢山の曲を演奏したいから、この教本が気になるわ♪
トランペット・コルネット教則本/全音楽譜出版社
こちらはある程度音が鳴るようになった方、ブランクがあって再開する方にオススメです。
効率よく体力をつけていくには、やはりブレスコントロールが不可欠だと思います。
それにある程度吹けるようになってきた方もブランクがある方も、目指しているのは恐らく「曲を演奏すること」だと思います。
そんな方にはフィンガリング(指使い)の練習も不可欠です。
コチラの教本はまずスラーでフィンガリングの練習をしながらブレスのコントロールができます。
いろんな音の組み合わせがあるので結構やりがいがあります!
そしてこれに加えてトランペットに必要な練習は余すところなく書かれています!
リズム練習、リップスラー、タンギング(ダブル、トリプル含む)、シンコペーション、スタッカート、スケール(半音階も含む)、ロングトーン…
などなど、大きさもB5サイズで小ぶりなのにたっぷり凝縮されています。
「アーバン金管教本」をコンパクトにまとめたような内容だと思います。
奏法についても全18ページに及んで細かく書かれているので、疑問に思ったことはすぐに調べられますね。
演奏に役立つ楽典も充実しているので、実際曲を演奏する際にも役立ちます!
練習内容だけでなく、楽典も載っているのはとっても役立ちそうだね。
まとめ
この記事では私が実際にレッスンでオススメしている教本をご紹介しました。
一つ一つに特徴のある教本なので、ぜひご自身の練習スタイルに合うものを選んでみてください。
また、楽器演奏は独学で進めることが難しいと思います。
そして一度癖づいてしまった奏法が無理のある奏法だったとしても、良い奏法に近づけていくにはかなりの根気と時間が必要です。
今回オススメした教本は、独学の方でもわかりやすい写真付きのものではありますが、プロの方にアドバイスをいただくことに越したことはありません。
今やトランペットはたくさんの楽器店でレッスンが展開されている楽器です。
これから始めてみたい!と思っている方はお近くのレッスン教室など調べてみてはいかがでしょうか?
体験レッスンなどを実施している教室もたくさんありますよ(^^)
それでは皆さんのトランペットライフがより豊かになりますように!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント