こんにちは(^^)
お越しいただきありがとうございます。
今日から新シリーズ、「普段のレッスンで受けた質問を解説するシリーズ」を始めます!
僕と同じ悩みを持っている人がいたらちょっと安心するなあ
レッスンをしていると、同じ悩みをお持ちの方が多いなあという印象を受けます。
特に部活動や楽団などに所属している方に多いのが「どうして周りはできるのに私はできないのだろう…」と周りと比べてしまって落ち込んだり悩んでしまうこと。沢山出会ってきました。
しかし、先ほども言いましたが、同じ悩みを持っているのはあなただけではありません。
なのでこの記事は、私だけが…と思わずに、同じように悩む人もいるんだなと思ってもらえるような場になればと思っています。
そして気をつけて練習すれば、というよりも、「もっとこうやって吹けるようになりたい!」と希望を持って練習していれば必ず悩みはきっと解決できます。
希望を持って練習…!確かにそれは大切そうね♪
第一回目は「音が揺れないようにするにはどうしたらいいのか?(ピッチを安定させるには?)」というご相談です。
どんなお悩みでもそうなのですが、まずは原因を探ってみることが大事だと思っています。
早速、考えられる原因から考えてみましょう。
音が揺れてしまう原因は?
息の量や圧が安定していない
みなさん音が安定しないときに一番最初に考えるのは息だと思います。
音=息と言っても過言ではないくらい、息は音を作る上で大切な役割を果たします。
私の考える息というのは空気の流れです。
この空気の流れが滞ったり、豊かに流れていないと様々な不調を引き起こします。
では何故、息が安定しないのでしょうか。
ここに考えられる点をいくつか挙げてみます。
- 効率的な息の使い方ができていない
- 身体が力んでしまっている
息に関して言えば、この辺りが原因のことが多いのではないかと思います。
口の周りの筋肉が震えてしまう
アンブシュアが力みがちになると、演奏する際に余分な力がかかりやすくなります。
そうすると、吹いている間に口周りの筋肉が疲れてしまい、震えだしてしまうことがあります。
筋肉の震えによる音の揺れは、特徴があるのでわかりやすいと思います。(小刻みに揺れているような感じ)
アンブシュアについては自己判断をするのはあまりお勧めしませんので、気になる方はレッスンを受けられるのが一番だと思います。
具体的な音のイメージができていない
揺れないように真っ直ぐ吹かなきゃ!
と思っているとき、具体的にどんな音が吹けたら良いなと思いますか?
言葉での説明ではなく、こんな音の状態だ!と頭の中でしっかりイメージすることはできますか?
実はイメージがほとんどなく「息の強さを同じように吹こう」「息を真っ直ぐ吹こう」としていることは多いのではないかと思います。
もちろん先ほども挙げた通り、息を安定させることは重要なのですが、結果として息が安定するというところが大事だと思います。
頭でイメージした伸びやかな音を自分で再現しようとするとき、自然と息はイメージに応えようとして、良い流れになるものです。
確かに綺麗に吹かなきゃと思いすぎて、音のイメージは全然できていなかったわ。
具体的な改善策は?
しっかりとイメージを持って演奏しよう
一番大切なイメージ。
イメージは自分が理想とする音を知っていないとできませんね。
そのために沢山の演奏を聴いてみてください。
そして理想の音が見つかったら、具体的にこんな音色で、こうやって伸びやかに伸ばしたいという音をしっかりと頭の中で鳴らします。それがイメージです。
あなたがトランペットを吹くときには必ずそのイメージを持って吹くことが大切です。
ロングトーンだったら理想のロングトーンを。
スケールだったら理想のスケールを。
メロディだったら理想の歌い方で。
具体的にイメージできればできるほど、私たちの脳は理想に近づけるように演奏しようとします。
是非、イメージしながら吹く癖をつけてみてください。
ぼくの憧れの音色はあんな音だなあ〜
- 自分の理想の音を知っておく
- 具体的に頭で理想の音を鳴らす=イメージ
- 具体的にイメージできれば脳がそれを再現しようとする
- どんな時もイメージする癖をつける
効率的な息の使い方を意識しよう
これはトランペットを吹く上で非常に大事なことだと思います。
普段の生活で、楽器を吹くときのような息を使うことはありますか?
きっとほとんどの人がないと思います。
そもそも普段の生活で使うことのない息を使うので、楽器を吹く前はまず身体を起こして息を吸いやすく、使いやすくしてあげることが大事だと思います。
そして身体が起きてきたら深呼吸を意識してブレスを取り、演奏してみましょう。
私の経験上、身体が硬い状態ですと、息を吸おうとしても力が入ってしまい、思うように吸えないことが多いように思います。また、沢山吸おう!と量ばかり意識しすぎるのも力んでしまう原因になると思っています。
なるべく自然な状態で、深呼吸のように勝手に息が入ってくるような感覚。
ここを目指して身体を整えてみてください。
自然に息が吸えたら、自然に吐けるので良い息の流れに繋がりますよ。
なるほど「自然に吸って自然に吐く」かあ。難しそうだけど確かに良さそうだね。
そして自然に息が吐けているときは、息の圧や量のことを意識せずとも理想的な息が流れていると思います。
まずは息を調整せずに、流れを意識して吹く練習をしてみましょう。スーッと伸びやかな音をイメージして自分の音が響いていく気持ちで。
ロングトーンはもちろん、スケールやリップスラー、タンギングなどどんな練習でも同じです。
慣れるまではロングトーンでコツをつかんでみてくださいね。
- 身体が硬いとブレスも力が入りやすい
- 沢山吸おう!と量ばかり意識するのは力みに繋がりやすい
- 自然に吸って自然に吐けるのが理想的
- 息を調整せずに、流れていくことを意識して練習しよう
- まずはロングトーンで練習してみよう
身体をほぐそう
先ほどの項目で説明したことにも繋がります。
身体が硬いと良い息が使えません。ゆっくりと身体をほぐしてリラックスできるのが一番です。
これも私の経験ですが、考え事や心配事がある時は身体が硬くなります。
考えないようにできるのが一番ですが、私はそんな器用なことはできないので次のような方法で身体をほぐすようにしています。
- 深呼吸をする
- ストレッチをする
- ヨガをする
- たっぷり寝る
- お風呂にゆっくり浸かる
いかがでしょうか。
トランペットには全く関係のないようなことがズラリ。笑
でもこのようなことをした後はかなり頭もクリアに、考えも前向きになります。
そして身体もほぐれていることを実感しています。
適度な運動とたっぷりの呼吸。これは不安を取る効果があるみたいですね。確か浅い呼吸を改善するには?のような記事で読みました。(普段の生活、私は呼吸が浅い方だと自覚していて、気になって調べました^^;)
特に時間があるときは、YouTubeでヨガをかけながら動画の中の先生と一緒に身体を動かしています。
ヨガは呼吸を意識しながら身体を動かすのでリラックス効果も高いと感じています。
心配事がない方もこの方法は身体をほぐす効果があると思いますので、良ければ試してみてください。
早速ストレッチをしてから最後に深呼吸をしてみたら、なんだかすっきりしたわ♪
そして楽器を吹く際も、ダメなところばかりに意識を向けるのではなく、「できるかも!」という気持ちや「さっきより良くなった!」というような前向きな気持ちを持つことも大事です。
ダメなところを探していると、どんどん身体は固まります。これも私の経験談です。
良いイメージを持って練習したり、こうやって吹けるようになりたい!という気持ちであったり、前向きなことを大切にしたいですね。
確かにできないことを考えて落ち込んだら辛いけど、こう吹きたい!と思っているときは練習もはかどる気がするなあ!
- 考え事や心配事があると身体は固まりやすい
- 自分がリラックスできるように自分を労ってあげる
- 適度な運動と深い呼吸は不安を取り除く
- ダメなところばかりに着目しない
- できるかも!こう吹きたい!を大事にする
まとめ
いかがでしたか?
音が揺れるのはちょっとした工夫で改善できるはずです。
身体をほぐして深呼吸。スーッと伸びていく音をイメージしながら楽器に息を送る。
難しく考えずに、自然な流れを大切にしましょう。
きっと吹けるようになりますよ(^^)頑張ってみてください。
よおし!頑張るぞー!
レッスンや演奏依頼はホームページから→https://www.tpkumagai.com
よければポチッとしてください(^^)↓
にほんブログ村
コメント